こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

家庭訪問


この4月から妻さんは寺子屋の生徒の家庭訪問を始めた。

信頼関係も作られているから、そろそろ家庭訪問が出来たらいいと話し合っていたのだが、
なかなか出来ず、ようやく実現したのである。

妻さんは、自転車時々車で伺い、お茶やお菓子を頂き、予定時間を超え、
お土産まで頂いて帰ってくる。

そして、
家庭訪問に行った夜、
それぞれの家の話を聞くのが結構面白い。

お父さん、お母さん、生徒、妻さんで話していたときのこと、
「うちの子は優しいところがいい所だと思います」と
お母さんが話してくれたという。

「本人のまえで自然に子どもを誉められるお母さんっていいなあ」と
妻さんは話してくれた。


また、ある家では
「卒業したあとも集まれる場所になったらいいですね」とエールをもらったようだ。

お母さんも勉強だけでなく、居場所としての寺子屋を感じていることを思ったという。

こういう話を聞いていると
僕も家庭訪問にご一緒したい気持ちになるが、それはやっぱりできないもの。

僕はあくまで後方支援、
行く前の準備を手伝うか、その日の出来事を聞くくらいが丁度いい。


家庭にお邪魔できる仕事、それも歓迎される仕事は
魅力的な仕事だと思う。


自分の家に招くこと
相手の家に伺うこと
自ずと深い付き合いになるだろう。

もちろん、「開かずの間」も保ちながらであるが。。