こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

2015-01-01から1年間の記事一覧

沖縄の年末

初めて鎌倉以外で年末を過ごす。一般家庭は、 こんなにのんびり過ごせるんだなあ、と感じる。そして、沖縄の年末はなんと過ごしやすいことか。 寒くない、水仕事も苦ではない。 ありがたいことだ。夕食後に妻さんと今年の振り返り。 お互い変化の一年、未来…

年末のひと時

寺子屋クリスマスパーティも無事終了。 大学生も社会人も来てくれ、大盛り上がり。広い家に越してよかった、と今更ながらに思う。イベントをやれば自然と人が集まる。 僕らも気負わずに受け入れることができる。 日々の寺子屋も折々のイベントも、定着したも…

緊張の連続

怒涛の1週間が終わった。先週の金曜日 授業では学生に報告してもらう。えっ、そんな経験があったの、と 皆考えさせられる。土日は、聴覚障がい学生支援の全国大会。 分科会報告やら、挨拶やら、プレゼンターやら、 大役を任せていただき、感謝だった。このネ…

東京記

障害学生に講師役になってもらい、勉強会を開催。多くの方が来てくださり、 じっと耳を傾ける。 お話も素晴らしかった。豊かなコミュニティがここにもある。 沖縄でやっていたことが通用しそうだ。明日から来週火曜日まで 怒涛の日々。色んな経験をさせても…

餞別を頂き

土曜のこと、 何となく友人に電話する。 「おおー 何でわかったの?今さっき産まれたんだ」と。よく分からないが、 なんとなくそうじゃないかな、と思ってのこと。 こういうこともある。おめでたいことは時空を超えるのだ。 そして今日はお寺の行事に式衆と…

街の変化

ある仕事のお話をお断りする。 ちょっと頑張ればできそうだけど、 家族に負担をかけそうで、止めることにした。仕事のやり方も少し変えていこう、 ちょっと変化の時だ。 昨日、五年前に沖縄で知り合ったお坊さんから 電話あり。 「鎌倉のお寺に入ることにな…

年末の一日

12月の第一日曜は那覇マラソン。 友人一行が来沖、我が家にも寄ってくれる。パパイヤやミミズを観賞し 大きなパパイヤがお土産になる。 ミミズはお土産にならず。皆、元気そうだ。 お寺の集まりでは、 皆さんがこの一年を振り返る。 年末を迎えられる幸せを…

数日記

先日のこと、帰りの混雑車内にて、 酔っ払いのおじさんが周囲に絡んでいた。いやーな雰囲気が車内に漂う。 そして、若い女性に絡み始める。これは、どうにかせねば、と 「どうしましたか?」とおじさんに一言いう。その後、 おじさんの話は僕に向かうように…

土日記

土日は家庭デイ土曜日は、本や自転車などを売りに行く。 処分ついでに、ついつい服を買ってしまう。売却額より購入額の方が高くついてしまうのだが、 妻さんは大いに喜んでくれる。 処分することが家族サービスになる。 日曜はろう学校の運動会へ。 お世話に…

曲紹介

友人のにわかまさんの紹介にて知りました。 Ronsexsmithという人です。 綺麗なメロディと心地よい声、 そして、 どこかかなしげな雰囲気もまたいい。http://youtu.be/F5kC-5O0YUw昔は、CDを漁りお気に入りの曲を探したものですが、 自分で曲を探すことは殆ど…

クラス会にて

二十数年ぶりのクラス会。 小学6年生だったボーイズとガールズは 立派な大人になっていました。そして、先生は初老の紳士となり、 黙って僕らの話に耳を傾けておられました。僕は機会あれば、先生に尋ねたいことがありました。 ・先生は毎日何を考え僕らと向…

資産家になる

久しぶりに沖縄で仕事。 この時期に28度、嬉しくて半袖で飛び出す。さて、 10月より半年間、新聞にコラムを書かせてもらうことになり、 記事を読んだ知り合いのマスコミの方が取材に来てくださる。授業にも参加し 「こんな授業は初めてでした」と。 たくさん…

秋の日

父が賞をいただき、家族でお祝い。 長い人生の功労ということだろう。 お疲れさまでした。僕も非日常をしばし体験。そして、沖縄の住処に戻る。 妻さんとおしゃべりして、そのまま午睡。半袖で、窓を開けたままで気持ちがいい。 この季節にこの気候、 沖縄は…

数日記

羽田に到着すると、友人夫妻より電話。 「散歩の途中だよー、空港にいると思って」とのこと。 彼女は勘がいいのだ。二人とも変化の只中。昨日は、大学時代の友人数名に会う。 話の最後は、それぞれの暮らしについて。 皆、地域に溶け込みそうだ。そして、今…

ここ数日の事

寺子屋にろう学校の先生方が来てくださいました。 年に何回か訪ねてくださるのです。陰ながら、様々な形で応援してくださる方々が いらっしゃることを感じます。支えの上に成り立つものがある。 また、今日は、 県内の障がい学生支援関係者の集まりを持ちま…

訪ね歩き

沖縄へ帰る道すがら 小学校同級生のパン屋さんを訪ねる。 目的はクラス会に欠席予定の彼の写真を撮ること。お店にはお母さんがいらっしゃり「あら、これから沖縄戻るの? 息子はおじいちゃんと病院なのよ」と。25年ぶりにもかかわらず、普通に知っている感じ…

緑の玉

寺子屋の生徒が試合のため内地へ。 お金を出し合い、差し入れをしてくれたという。そして 「古波蔵さんにも渡してください」と 僕のことまで気を遣ってくれる。最近全然顔を出していないのに、 ありがたいことだ。 ごちそうさまでした。 久しぶりにパパイヤ…

帰ってきた友人

今日の授業は10年前 ともに活動していた聴こえない友人に話してもらう。通訳制度の重要性を話し、「後悔が無いよう 自分が本当にやりたいことを考えてください」とまとめる。これまでも定期的に話してもらったが どんどん深まっている感じがした。終了後、 …

休日記

土曜のこと 勉強会の後、 聴覚障がいの学生と卒業生とお昼を食べに行く。後ほど妻さんも合流。 冗談を交えながら、聴覚障がいのことや通訳のことなどを 少し真面目に話し合う。懐かしい雰囲気だった。 学生のころも、皆で食事に行き、ああでもない、こうでも…

あいかわらず

沖縄に戻り、今日は授業。終了のチャイムが鳴り、僕も締めの言葉を言った後に 「ちょっといいですか」と一人それをうけて 「私もちょっと」とあり、 さらに「私も、、、」とリレートークになる。話したくなる授業が何よりだ。そして、今日は5年ぶりの友人も…

飛び回り

この連休は、久しぶりに、 沖縄でユックリ過ごす。たまたま美術館・博物館に用事があり、 「琉球弧の葬墓制 風とサンゴの弔い」を覗く。風葬、洗骨、そして沖縄戦犠牲者の弔いなど 弔いから社会が見えるとはまさにその通りだった。沖縄と東京・鎌倉の二重生…

服はバロメーター

東京と沖縄の二重生活が始まり1週間。 東京の仕事を終え最終便で那覇空港へ。お迎えの妻さんの一言。 「かしこまった感じの服だね」と「ああ、まだまだだよー」と僕。ゆっくり、じっくり、自分の色を。 沖縄系服装で働く日をめざして。

変化と誕生のとき

東京の大学に採用され、 今月から新たな生活が始まった。一方で沖縄の仕事も残っており、 しばらくは両立することになる。どんなことでも 変化や誕生には負荷が伴うもの。僕もその時がやってきたということだろう。 お世話になった方々に感謝して、一歩一歩…

受動を基本としつつ

先日のシンポジウムに参加した方が訪ねてくださる。 「私も協力します」と。また、障がい児の保護者の方も訪ねて下さり、 お子さんのことを話してくださる。シンポジウムってインパクトが大きいと実感する。 僕も協力出来て良かった。その他、色々なお話と出…

大先生?

後期の授業も始まる。教室に入ると、みんなワクワクした様子。初回はオリエンテーションと慣らしなのだが、 自己紹介から盛り上がる。「古波蔵大先生が…」と 冗談のような発言が生まれ、 大先生、大先生、と伝染していき、大いに照れる。後期もいいクラスに…

帰省記

お彼岸の帰省とお勤めもおわり。 檀家さんとのお話で年齢について考えさせられた。「若い時は、どんなことでも何てことなく出来るけど 年を取ると、何でもないことが出来なくなるのよね」と。今は、何てことなく出来る時だろう 色んな役を引き受けていこう。…

おもてなし

学生が寺子屋のボランティアにやってきて、 そのまま食事を共にして おしゃべりして帰宅。そういえば、 僕が沖縄に来たばかりのころ、 先生のお宅にお邪魔して、奥様の夕食もいただいて、 いろんなお話を伺って、夜に帰宅することがあったなあ、と 思い出す…

たべることも修行

朝、電話があり、 急きょ先代の法要へ出仕することになる。 妻さんを連れ、慌てて出発。法要の後、皆さんとお食事をいただく。「みんなで食事するって心落ち着くね」と 妻さんの感想。「たべることも修行、 どうぞ、食べていってください」と住職は口癖のよ…

土曜の一日

夕方に 鬼怒川沿いにご実家のある方とお話をする。鮎やカジカ、白鷺のお話、 そして、一帯は肥沃な土があり、有数の米どころと伺う。「本当に恵みの川ですよ」と。しかし、鬼の姿もある。 川との付き合い 自然との付き合いを考えさせられるのだ。夜は、学生…

かけらの仕事

仕事では、朝夕にチームでミーティングをする。 まじめな話から、最後は脱線して散会となる。今日は、後輩より 「どこでどんなことをしても 古波蔵太朗としての仕事をしそうですね」と聴く。自分のかけらがあるような仕事を。