話せる雰囲気の日
沖縄は慰霊の日でした。
妻と歩く予定が、遅くなってしまい、直接摩文仁へ向かいました。
帰りのバスでのこと。
近くに、お母さんと子どもがいました。
「対馬丸ってなに?」と男の子
「子どもが戦争から逃げるための船だよ。でも、魚雷で沈んだんだ」とお母さん
「みんな死んだの?」と男の子
「そうだねえ、戦争は怖いんだよ」とお母さん
その後も、子どもの素朴な疑問にお母さんが応えていました。
そして最後に
「これからどこ行くの」と女の子
「帰って休もうね」とお母さん
「マクドナルド行きたいーー」と女の子
なんかいいなあ、と思ったのです。
式典で偉い人の話を聞くよりも
普通の会話で戦争のことを話すこと。
しかも、
会話が子ども主体に進んでいることが印象的でした。
慰霊の日は「話せる雰囲気」を作る日なのだ、と感じたのです。
暑い暑い日に、子どもと摩文仁まで行くお母さんもいいなあ。