こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

誕生日の話

昨日、大学院ゼミは先生の70歳の誕生日ということで
先生の話を伺うことになりました。
約2時間、話してくださいました。

今思う、ご両親のこと
日雇い労働者の街での壮絶な日々のこと
児童相談所、大学で出会った人のこと
そして、沖縄での日々のことも。

さらには、これからのことも話してくださいました。

圧倒的な話に、メモするのが無粋に感じられ、
僕は頭に叩き込みながら聞いていました。

少し紹介します。

「70歳までよく生きられたなあ、と思いますよ
 本当に若いころは無茶苦茶やっていて
 いつ死んでもおかしくなかったから。
 多分、妻が一番そのことを感じているんじゃないかな」

「僕は、時代の記録者でありたいですね
 今日も時代の一ページ
 これからも、普通の人として、時代を記録しますよ」

僕らはスケールの大きさに圧倒されました。

身近な人と丁寧に付き合いつつ、
大きな大きな視点を持ち、行動する。

先生が今の僕の年齢の時、
時代の荒波の中で、本当に格闘していたことを改めて思ったのです。

同じようにはできないかもしれない、
でも、やっていこう。
誕生日は時間を感じるものもあるのだから。