こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

土曜のこと三つ


昼の授業、今日は法曹関係の方が講師に来てくださる

この方が大学生の頃
「これが学問の府か」と失望し、再受験、東大に移ったという

「教授の話が違いました。
 自分が本当に追い求めている研究について語るんです。
 イキイキとしてね、本当に講義が楽しかったです。
 同級生も話し応えがありました」と。

卒業後、
公務員になるが、司法試験に挑戦し1年弱で合格したという。

そして、あと数か月で長い法曹生活も定年になるとのこと。
「これからは、より自由に、心から喜べるものに取り組みます」と話してくれた。

東大やら、司法試験やら
俗っぽい僕らは狭き門をくぐり抜けたことに注目してしまうが
この方が伝えたかったことは
最後のところ。

どの分野でもそうだ。
心から取り組むことがその人を磨くのだろう。

しかし、世の中には、何でもできる人はいるものだ。


帰り、
駐輪場で学生さんに会い、これから妻さんの実家に行く話をする。

「じゃあ、これ妻さんにどうぞ」とクッキーを頂く。
「妻さんに」と言われると、素直に有難く頂戴するしかない。
これは魔法の言葉だと気付く。


夜、
父の日祝いのため妻さんの実家へ。
アメリカに住んでいる親戚の話になる

「歯医者さんが誰かに似ているなあ、と思って
 古波蔵くんだ、って気付いたらしいよ」とのこと。

アメリカでも身近に感じてくれる方がいる。
沖縄にこの親戚の方に似ている人がいたら教えてあげよう。


そんなこんなで、土曜もあっという間。