こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

生きる寺


お世話になっているお寺の先代さんの
年忌法要があり、お手伝いに行く。

そこのお寺は
様々な事情の方が共同生活をしていることもあり、
法要には過去に暮らしていた方々も全国各地から来ていた。

お斎の席である方とお話をする

「若い頃やんちゃし過ぎちゃって、鑑別所からここに来たんです
 ここを卒業するときに
 またいつでも来いって言ってくれたのが嬉しかったなあ
 実の家族ですら、そんなこと言ってくれないんですが」とのこと。

そして
「若い頃につまずくと、
 その後もつまずきやすいんです。
 そんな時に
 帰れる場所があるのは心強いんだよなあ」と話してくれる。

凛々しかったなあ。
まさに生きるお寺を感じるものでした。
青年期の問題も大きい。

そして、お寺は
生きる人、亡くなった人、すべてのものなんだなあ、と思うもの。