一日記
めまぐるしく一日が終わる
午前は、今年度で退官される先生の
最終講義の打ち合わせ。
学生に、どんなことを聞きたいかと尋ねたところ
「先生の個人的なことが聞きたい」と一様に言う。
個人史に触れながら、先生のテーマを話してもらうことになる。
昼過ぎから最後の上映会
沖縄にも原発が作られるかもしれなかった、ということを知る。
暮らしに根付いた住民運動が防いだ形だ。
夜は、非常勤教員と専任教員の懇親会に
恐る恐る参加する。
たまたま隣に座った方が
沖縄の子どものことに詳しい方だったので
いろいろ尋ねる。
「それ、あなたがやったらいいよ、
私はぴったりだと思うよー」と言われる。
僕の祖父は戦後
ある席で、隣に座った方から
「戦争が終わったから
これからは人を育てる時代
あなた方が幼稚園をやったらいい」と言われ、
始めてしまったのです。その幼稚園も60年、
そんなことも思い出した。
懇親会は思いがけずに、こういうことがある。