こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

一日記


めまぐるしく一日が終わる

午前は、今年度で退官される先生の
最終講義の打ち合わせ。

学生に、どんなことを聞きたいかと尋ねたところ
「先生の個人的なことが聞きたい」と一様に言う。

個人史に触れながら、先生のテーマを話してもらうことになる。


昼過ぎから最後の上映会
沖縄にも原発が作られるかもしれなかった、ということを知る。

暮らしに根付いた住民運動が防いだ形だ。


夜は、非常勤教員と専任教員の懇親会に
恐る恐る参加する。

たまたま隣に座った方が
沖縄の子どものことに詳しい方だったので
いろいろ尋ねる。

「それ、あなたがやったらいいよ、
 私はぴったりだと思うよー」と言われる。

僕の祖父は戦後
ある席で、隣に座った方から

「戦争が終わったから
 これからは人を育てる時代
 あなた方が幼稚園をやったらいい」と言われ、

始めてしまったのです。その幼稚園も60年、
そんなことも思い出した。

懇親会は思いがけずに、こういうことがある。