こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

最古参

晴れの卒業式
今年は一緒に取り組んできた
障がい学生が特別賞に選ばれたのだ。

嬉しかったなあ、
誰かが見てくれている、と改めて思った。

賞状読み上げの最中、
頷きながら聴く学生、そして感極まって涙。

一方、読み上げている学長も
声がうわずっている。気が入っていた。

会場からもすすり泣き。割れんばかりの拍手。
不思議な共鳴が起こっていた。


僕が卒業したのは7年前、
その時は支援学生20名で賞を頂いたのだが、
今回は障がい学生が選ばれたのだ。

大学が障がい学生支援を始めて10年、
僕らが大切にしていることが
大学に根付き、
新たな動きになりつつあると確信した。

何事も10年、
じっくり取り組めば
ゆっくり、しかし着実に変わっていく。

気付けば最古参、
何かにまとめたくなる。