校長の記憶
ここ数日のこと
授業にて学生のお話を聴く
緊張すると言葉が出ないことについて。
僕も言葉を出すのは得意でないので共感して聴く。
「今日は聴いてくれてありがとうございました」とペコリ。
ここでは話せる、という時間と場所にしたい。
実家より電話。
就労体験の見回りで地元中学の校長がやってきたという。
「もしかして古波蔵くんのお母さん」ということで
盛り上がったという。
懐かしき中学生の頃の国語の先生だ。
「国語はダメダメ、走るくらいじゃないですか」と母。
「生徒会で活躍し
修学旅行で歌いまくり
体育祭でよく走っていましたよ」と校長。
生徒会なんて入ったことないし、
歌なんて滅相もない。
走っていたエピソードだけが真実。
でも覚えていてくれて嬉しかった。
「覚えている」というのは先生の大事な能力だろう。
現在の地元中学は
教頭がサッカー部の顧問、
校長が国語担当の先生だという。
二人とも20年経ってどんなになっているだろうか。
訪ねてみたいものだ。