こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

クラス会にて

二十数年ぶりのクラス会。
小学6年生だったボーイズとガールズは
立派な大人になっていました。

そして、先生は初老の紳士となり、
黙って僕らの話に耳を傾けておられました。

僕は機会あれば、先生に尋ねたいことがありました。
・先生は毎日何を考え僕らと向き合っていたのか、
・先生はどんな勉強をしてきたのか、ということでした。

会の終了間際、隙を見計らってお隣に座り、
きいてみました。

あまり多くを語らない方ですが、
「これをやったらあの子はどんなこと考えるかなと
 毎日が楽しみだったんです。
 多種多様で反応のあるクラスだったからね」と。

併せて
先生が教員になったきっかけや
大学時代のお話も聴かせてくださりました。

そして、別れ際、沖縄のお菓子とともに
僕が書いたものをいくつかお渡ししました。

「いいねえ、楽しみに読みますね」と。

こんな自分の行動を振り返り、
僕は、先生から聴きたかったというよりも
先生に僕のあゆみを伝えたかったんだなあ、と
思ったのです。

先生とは、伝えたくなる人、応えてくれる人なのだ。