こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

お宅訪問

先日、授業で話してくれた学生の自宅にお邪魔しました。

参加したのは受講生と関係者6名、
車に乗り合い、一路彼の家へ。


お宅訪問の試みは初めてのことだったのですが、

大学で話を聞くことと
家で話を聞くことは違うだろう、

彼のことを知るためには、家での様子も知りたい、
ということで企画が進みました。

お母さんも「どうぞどうぞ」とのこと
温かく迎えて下さり、
色々なお話を聞くことが出来ました。


彼曰く、
「大学でも家でも、誰かの手伝いがないと
 やりたいことができないのは変わらないんです」

「でも、大学では、車いすは目立つから
 いつも誰かに見られている感じがして疲れるんです
 家では落ち着きますよ」とのこと。

そうだよなあ、
サポートは、彼の生活のあらゆるところに必要であり、

その上で、
周りの目を気にしなくていい
落ち着くところが必要なんだなあ、と気づくものでした。


大学での様子はその人の一部分でしかない、
でも、そこにもすべてに通ずる大切なことがある。


集団家庭訪問のようで
お騒がせでしたが、とてもいい時間でした。

どうもありがとうございました。


(お部屋からの風景)
 「この赤瓦が好きでねえ」とお母さんの言葉