こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

生きる時間

友人の結婚式が終わり
余韻を残しながら、飛行機で帰ってきました。

今日は授業の日
ゲストに脊髄性筋萎縮症の方をお迎えしました。

主な話の内容は
「やりたいこと、夢」

ゲストと受講生で
お互いのやりたいことや夢を意見交換し
障がいとの関係も見えてきました

ゲストの言葉
「病院を出て、自分の力で生きたい、
 本気で生きたいと思ったのです」

それを受けて
「本気で生きることと、
 人生の時間にリミットがあることとの関係を思いました」と受講生

そして、
僕も続けて伺いました
「体の変化、障がいが進むことと
 夢ややりたいことの変化はありましたか」と。

ゲストの方が応えてくれました。

「出来ないことが増えるので、自分に制限をかけているところはある。
 でも、歩くことが夢、とか絶対にできないことを夢とは思わない」

「あえて言うならば
 自分の力を精一杯だして生きることが、やりたいことであり、夢。
 もし、できないことを夢とするのは、現実からの逃げだと思う」と。


弱さや困難も含む現実を受け入れ、
しかし、現実を変えられる可能性を見出すことに、
本当の強さを思いました。



最後にゲストを囲んで集合写真。
初めは、僕の膝に卒業生が座ってくれました。
彼とは、よくこういうことをやるので、お互い慣れたもの。

しかし、次の写真では
一人の受講生が、おもむろに僕の膝に座りに来たのです。

びっくりしましたが、もちろん快諾
嬉しかったなあ

彼曰く
「僕が古波蔵さんの膝に座ったら
 面白いだろうなと思ってしまって」と。

なんとも愉快な時間でした。

結婚式も授業もよかった
いい一週間になりそうだ