こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

「膠原病と私」

今日の授業では、膠原病(こうげん)の当事者の方をお招きしました。
タイトルは
膠原病と私」

膠原病とは、聞いたことはあるけど、分からない方も多いのではないでしょうか。

ごくごく簡単に紹介すると
免疫機能の疾患のため、自らの細胞を攻撃してしまうことから、体調の変化が起こることであり
特定疾患として難病とされています。

講師の方は、小学生のころに発症し、20年以上
病気とともに暮らしていることをお話ししてくださいました。

たくさん感じるところがあったのですが
僕は、人生と膠原病の症状がリンクしているように思いました。

つまり
自分で自分の細胞を攻撃してしまう膠原病の症状と
病気を完全に治そうとし、
自分をも否定してしまうことが重なっているように
思えたのです。

しかし
自分で自分を攻撃してしまう病気も
自分を否定してしまうことをも
自分の一つとして、認められたとき

新たな世界が開けたようにも感じたのです。
その裏にある、多くの方々の支えも感じました。

学生のみんなも、それぞれに思ったことがあったようでした。

座談会では
勉強のこと、病気のこと、体調のこと、親子関係のこと、など
それぞれの興味関心や課題について話されました。

かくいう僕も
夫婦関係について、とても示唆を与えられたのでした。

本当のことを、その人の言葉で話してくれたならば、
それは、限りなく普遍性を持つ。

客観性による普遍性ではなく
主観を極めることによる普遍性

そんなことも思いました。


お忙しいなか、
どうもありがとうございました。