こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

母と息子と僕と

今日の授業は、交通事故による中途障がいの方の2回目でした。

先週の授業が終わってから
ずーと、今日をどのようにしようか、、と悩み、
考えたのが
お母さんと本人と僕の対談でした。

1時間ほどの打ち合わせを行い、授業開始。

お母さんの人生、子どものこと、
交通事故や障がいのことを話してくれました。

合間合間で
本人の意見もききながら、いい感じに親子の意見が聞けました。
僕も鍛えられます。

そして、座談会で
最後にお母さんが話してくれました

「息子が先週の授業で話して
 みなさんから謝礼を頂いたんですよね

 息子がそれを額に入れて
 仏壇にお供えしたんですよ」

「このお金は使わないって言っていました。
 彼にとっては、障がいになってから
 初めて自分で稼いだお金だったんです」

「おばあちゃんも喜んで
 うーとーとー(拝み)してますよ」と。

このエピソードは嬉しかったなあ
みんなでフリーマーケットやって良かった。

さらに
自分の体と言葉で
頂いたものがどんなに貴重なものか、と
思ったのです。

多分、
お互いの大切なものが交換できたのだと思います。

お母さんと彼の言葉を受け取った学生のみんなも
いい感想書いていたなあ。

また来週なり。