こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

お互いの訪問


授業で伺う予定の
自立生活をしている筋ジストロフィーの方を訪ね、打ち合わせ。

訪問や講義・講演の限界について話し合う

「こっちが伝えたいことを並べても伝わらないですね
 だから、自分は多くは望まないです。
 こんな人がいるんだと知ってもらえたらいいですよ」と返してくれる。

どこか達観している感じ、深みがある。
毎年お世話になっている方。
学生と事前学習をしてから訪ねよう、改めて思った。


家に帰ると
寺子屋にろう学校の先生方が来ている
(「てらこやー通信」を見て訪問したくなったとのこと)

靴も溢れている
いつも以上に賑やかだ

「学校とは違う様子でびっくりしたよ」

「地域に楽しい居場所があるっていいですね」と先生方。

「ここは楽しいよ」

「今度寺子屋でイベントやるから来て下さい」と生徒。

どちらも、いつもとは違う顔になっているようだった。
やや緊張している先生方と嬉しそうな生徒達

場所によって顔は変わる、それもまたいい。

そして、
こちらが学校に行くのではなく
学校が寺子屋にやってきた。これもまたいい。

学校とのつながりも増えてきそうだ。

仕事の後、遠く寺子屋まで来て下さる、いい先生方だった。
僕も自分のことのように嬉しかった。


僕は訪問する立場の日
妻さんは訪問を受け入れる立場の一日でありました。