こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

畑のお兄ちゃんとおば様


朝、
ゴーヤー等の手入れをしていると
「すみませーーん ちょっとよろしいですか」と道から僕を呼ぶ声がする。

振り返ると、品のよさそうなおば様が立っている。
今度は私服警官か、と思いつつ、近寄る。(これは冗談です)

「以前からこちらは良く手入れをされていて、
 どんな方がなさっているのか、と思ったら
 ちょうどいらっしゃいましたので、お声掛けしました」とのこと。

「それはそれは、ありがとうございます」と応え

その後も、ヒマワリが素晴らしい、ゴーヤーもそろそろ実るのではないか、
斜面が地崩れするから何かを植えた方がいい、
との話が続く。
教会に行くときに通るから気になっていたとのこと

「近所に教会があるんですか」とついつい僕は言ってしまった。

そこから、
とある宗教団体の説明と、
その教えと僕が植物の手入れをしていることのつながりに。

「あなたのなさっていることは、○○様のお説きになったこととピッタリでして、云々」
心からそう思っていることはよく分かるのだけど、
難しい方向へ行ってしまい、お話は終わり。


改めて、草木の力、恐るべしである。
今日は宗教関係のおば様も呼んでしまった。
次はどんな出会いがあるのだろうか。


夕方、
家のまえで
近所の子ども集団の一人に会う。

「畑のお兄ちゃんだ」と川で捕まえたエビを見せてくれる。

いつの間にか僕は「畑のお兄ちゃん」になってしまったようだ。
子どもの視点も面白い。