こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

慰霊の日の記録


23日、慰霊の日
友人が出演する演劇「ニイナとおじいの戦世」を観に行く。
http://www.niinatoojii.com/index.html

鉄血勤皇隊に召集された若者の視点から沖縄戦を描いた作品。
戦争の厳しさが伝わり、感情移入してしまう。
合間合間に入る、UA、下地勇と地元高校生の歌、琉球舞踊、バレエなども
良かった。

周りを見ると、多くの人が涙を浮かべており
隣の妻さんからもズーズー聴こえる。
僕の前に座っていた、お祖母さんも涙を拭いているようだった。
体験者であろう世代にも、僕らにも通じる作品であることを思う。

戦争の不条理を改めて感じたが、こういう形で沖縄戦と向き合っていることは
沖縄の希望なのだと感じる。
沖縄戦も体験者だけのものではない、ということだろう。

友人もいい味を出していた。彼もいい活動をやっている。


夜、
学生からお誘いを受け、先生のお宅での食事会、お話会に参加する。
僕らは刺身を持参。

テーマは「身近な暴力について」

話は盛り上がり、最終的には家族論、親子論に行きつく。

妻さんは
「先生の講義だと思って聴いていた」とのこと

美味しく食べて、自然と話せたのがよかった。
暴力の反対にある集まりだった。

小さくてもいい、
こういう集まりを僕も作っていこう。


初収穫のゴーヤー

梅雨明けしたような街


例によって妻日記