こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

体験談


前回の話に続き、
体罰について僕の体験を。

まずは、小学生のころのサッカークラブ。

そのチームには鬼のように怖い監督がおり、
なぜか僕は目をつけられてしまった。

失敗すると怒鳴られ
手や足が出ることがあった。

通学路に監督の家があり、その前を通るのもストレスだった。
監督は覚えていないだろうなあ。


高校のハンドボール部では
遅刻か何かのときに一列に並ばされ、
コーチから全員ビンタされたことがあった。

終わったあと
「殴り返してやろうかと思った」という声とともに
「走らされるより、殴られたほうが楽だからいい」という
声も聞こえた。

複雑なものだった。


ちなみにどちらも、弱小チーム。
どこにでもあるようなチームでも、こんなことがあるのだから

至るところの運動部に暴力は存在し、
スポーツと暴力は親和性があるのだろう。

そして、
悲しいかな暴力は
技術習得や試合結果につながってしまうことがある。
これが一番厄介なところだ。

しかし、僕の経験では
暴力のある人と信頼関係は築けなかった。
これもまた事実。


「殴ってはならぬ、殴ってはならぬ」

「馬を洗って」という悲しい絵本に
こんな一節があったような。