ひょんなことからスナフキン
聴こえない子どもが在籍する小学校にて妻さんのお話会があり、
僕もお供する。
下駄箱には
「ようこそ妻さん」
「ようこそスナフキンさん」とある
首から下げる入校許可証も
「古波蔵スナフキンさん」だった。
妻さんの漫画に
「スナフキン」という名前で僕が出てくるので
それを使ってくれたという。
粋な計らいをしてくださるなあと思い、
先生にお会いする。
話をしていると、、
ご主人は同じ大学の教員だったという。
あれ、、と思っていると
僕もとてもお世話になった先生の奥様だったのだ。
お互い驚き、その話をしたかったが、
僕はオマケで来ているので、我慢。
「ああ先生、、こんなところで、、」と思った。
妻さんのお話会も楽しく終わり、
給食のとき、子ども達から
「古波蔵スナフキンって本当か」と聞かれる
「そうだ、ここに書いてあるだろ」と許可証を見せる。
みんな驚いていたが
ここまでやったら、スナフキンに成りきるしかない。
興味津々でいろんな質問がくる。
こども「ムーミン谷から来たの」
僕 「そうだよ、ちょっと遠かったけどね」
こども「ムーミンとは仲いいの」
僕 「たまに喧嘩するけどね、仲イイよ」
こんなやりとりが続き、
みんなにスナフキンとして認められることになる。
しかし、
帰り際、名刺が欲しいということになり
渡したら、名前がスナフキンではないことがバレてしまった。
でも、名前が二つあるという事情を説明すると
すんなり納得してくれ
名刺に「スナフキン」と書き加えてくれた。
名前はいくつあってもいい、
自分で作ってもいいと理解してくれた、ということにしよう。
ひょんなことからスナフキン、
楽しい時間でした。