こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

フードコートの考察

ゴールデンウィークの一日、
妻さんと那覇のショッピングモールへ行く。

買い物をおえ、フードコートで一休み。

周りを見渡すと、
中学生と思われる男子グループ、女子グループが
たくさんいた。

フードコートはさながら彼らの社交場なのだろう。

様子を見ていると
女子グループは往々にしておしゃべりが賑やかで
ワイワイ楽しそうなのだが

男子グループは、どことなく寡黙、
一緒にいるけど楽しそうでないのである。


そんな様子を見ながら
その頃の自分と
やや強引だが
以前読んだ思春期の男女についての記述がよぎる。

その本(「ケースヒストリーの要点」浅賀ふさ)の
思春期の項には

 女子は心身の変化を周囲が喜びをもって受け入れられるが
 男子の変化は手厚く歓迎されることがない。

 そのため、恥ずかしい思いや罪悪感に苛まれ
 内向的、無口になることがある。
 
といったことが書いてあり、

 「思春期男子に同情する」ともあった。

踏み込んだ内容だったが、納得するものだった。
自分の変化が認められるというのは、自己肯定なのだ。

中学生のころの自分、
フードコートにいたらどうだったかなあと思う。