こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

横のつながり

県内大学合同の研修会・講演会を開催、
テーマは「大学における合理的配慮と障害者差別解消法」でした。

「大学の起源は学生組合、学生の権利保障をどう実現するかだった」と
ここから始まり、障がい学生の学ぶ権利の保障のお話へ。

また、車イスの講師からは、
「私が生きているうちに障害者差別解消の法制度が出来るなんて思わなかった」
「今は歴史的な転換点にあります」と伺いました。

懇親会では
この30年間で県内大学を卒業した、聴覚障がい卒業生7名のリレートーク

支援のまったくない時代の苦労から現在の学生の話まで、
これも歴史の1ページでありました。

そして、卒業生からは
「お任せではなく当事者が主体性を持って動いてほしい」と今後のメッセージも。

制度として整備することと
当事者の主体性をはぐくむこと、新たな課題も見えるものでした。

朝から夜遅くまで非常に有意義な時間であり、
沖縄でこんな集まりが出来るなんて、、と感慨ひとしおでした。
僕の10余年の沖縄生活のまとめ、何かを皆さんに残せたかな。

そして「沖縄の大学は横のつながりが基本」と改めて思いました。
各大学の更なる飛躍をねがって。

*余談ですが
妻さんも参加してくれたのですが、
学食にて「あんたよく来ていたよね」とおばちゃんに声をかけられたそうです。
10年経っても忘れない。有名人ですねー