こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

春の一日

気持ちのいい春の一日、午前中に妻子と海まで散歩する。
途中の駅前で、ウェットスーツ姿の先輩風大学生と初々しい新人風の学生がいる。
大学ウィンドサーフィン部の試乗会だ。

20年前、ぼくもこの時期は駅前で新入生を待ち、
海まで引き連れていったものだ。

浜辺では、
先ほどの大学生たちが、自己紹介をしながらセイルの扱い方などを教えていた。

懐かしく、
「自分も昔は、云々かんぬん」と妻さんに講釈をたれる。
「昔の自分の様子を親子三人で眺められて、さぞ感慨深いでしょうね」と彼女の一言。

その通り、と満足して浜辺を後にする。

帰り道、お菓子屋さんに立ち寄ると
「昨日もいらっしゃいましたね」と店員さんに言われ、
自宅近くでは
「どこ行ってきたの?海でしょ」と近所のおばさんに話しかけられる。

色々やるべきことがあったのだけど、
穏やかな春の一日だ。

明日から授業も始まるし、忙しくなるぞ。
どんな新入生に会えるか楽しみにしていこう。